出版社に問い合わせた。
「データではあることになっているが、実際、本屋に行って目で確認はしているのですか」
答えは、毎月出版するたくさんの本の数と、本屋の膨大な数を、1つひとつチェックはできない、ということだった。それは確かにそうだろう。
「では、ない、という現実をどう認識されるのですか」
事情を聞くと、大型書店にもパートや派遣が増え、実際の本を効率的に有効に采配できるプロが少なくなったということらしい。結果、在庫はあっても店頭に出ないケースも残念ながらままある、ということだった。
書店の棚は有限だから売れ筋の本しかとらない本屋が多いのは仕方ないなあ、とは思っていたが、大型書店で配本された本が並ばないことすらあるとは。
最近はAmazonばかり使ってるけど、たまに「とらのあな」とか「新宿書店」に行くと衝動買いしちゃうことも多いし、リアルの書店は今なお魅力的な空間だと思う。
ただ、このへんの専門書店は商品に詳しい人が働いていることもあっての魅力なのかも。だって売ってる本は結局マスプロダクションの「どこで買っても同じ」本なんだし。
不勉強なんだけど、たとえばファッション系専門書店、みたいなのもあるのだろうか?あるいは自動車系専門書店とか。ビジネス系については新橋とか丸の内の本屋が実質そうなってるけど、もっと前面に押し出してもいいと思う。SFは? 金属加工は? 繊維産業は? 自転車は? そういう専門書店というスタイルはリアル店舗としてどれくらいニッチ化が可能なんだろうか。リアルじゃなくてネットだとしたらどういう差別化が必要なんだろうか。Amazonの書誌情報だけじゃ「見た目がちょっと違うだけで中身同じ」なサイトになっちゃうよね>ネットでの差別化
うーん。。。