
というわけで、先週届いたスキャナと裁断機をフル活用して、手持ち書籍をばんばんPDF化しているところ。とりあえず50冊ほど取り込んでみたけど、もうちょっと経験値をあげる要素はあるものの、だいたい良い感触にはなってきたかなと。
ただ、やってもやっても本棚があいてきた感じがしないんだよなあ(^^;;;
・本の背の糊はときどきいっぱいついてるので、裁断しきれてない(ページがつながったままになってる)ときがある。裁断するときはちょっとだけ多めに切り落とす(切り落としすぎると取り込んだときに左右の余白のバランスが崩れるので、ちょっとアレだけど) つながったままのを送ると、ガガガガッと音がしてページが見るからにヨレるので、その場にいればわかる。止めて最初からやり直してもいいし、そのページだけ取り除いて継続しAcrobatであとからページの差し替えをやってもいい。
・カラー・モノクロを自動判定する設定だと、紙によってはモノクロでなくカラーモードで取り込まれることがあるので、書籍はカバーと中ページでモードを切り替える。いちいち設定画面を呼び出すのは面倒なので、プリセットで「表紙用カラー」「書籍用モノクロ傾き補正あり」「コミック用モノクロ傾き補正無し」の3モードを追加して切り替えながら使用(雑誌はカラーページが多いので全ページカラー自動認識で取り込んでる)。
・コミックを取り込むときは「ページの傾きの自動補正」をオフにする。でないと枠線に引きずられて傾きが誤修正されやすい。
・書籍ではベースラインがちょっと傾いただけで読みづらくなるので「ページの傾きの自動補正」をオンにしておく方があとあと読みやすいけど、レイアウトによっては誤修正されるので、そのときは、そのページだけ自動補正をオフにして再取り込み。なんにしても、自動補正をオンにしているときは、取り込み後、全ページをサムネイルでざっと確認しておかないと変な傾きとかおきてるときがある。
・紙によってはバサバサさばいてフィーダに置いても2枚重なって送られたりする(ただし、これが発生したのは50冊ほど取り込んだ中でも「パロディ版アスキー」85年版のみ)。カラーページのコート紙とか、薄手の紙でも今のところ問題なし。
・ただし、ちゃんと1枚ごとに紙が切れてさえいれば、ハードウェア的にページ送りをミスって大きく傾くことはないみたい(紙送りのローラーはちゃんと仕事している)。
・イメージセンサ周辺は定期的に埃をぬぐってやらないと、すぐに細かい埃まみれになる。
・PDF化は1000ページが上限で、書籍によっては分冊にしてやらないといけない(「プログラミングWindows 3.1」がこの制限にひっかかった)。
・裁断機は納品時にべたべた塗られてるさび止めの油を拭き取って、何回か試し切りをして油を吸わせないと、思わぬところに油が残ってたりすることも。うちのは4cm厚が切れるということで、ものとしては無骨だけど非常に作業は快適。